川島の笛木醤油 伝統の木桶で「春仕込み」 直売店などで限定販売 小川町の無農薬大豆など使用

2022年3月28日 07時41分

小川町産の原料を木桶に注ぎ、しょうゆを仕込む笛木醤油の笛木吉五郎社長(右から2人目)と職人たち=川島町の笛木醤油で

 しょうゆ製造販売の笛木醤油(しょうゆ)(川島町上伊草)で、小川町の有機農家が生産した大豆と小麦を原料とする高級しょうゆを伝統の木桶(おけ)で作る「春仕込み」が進んでいる。大豆は同町の在来種「青山在来大豆」、小麦は農林61号という品種で、いずれも農薬や化学肥料を使わずに栽培されたもの。1年貯蔵で約2000リットルを生産し、来年3月ごろの販売を予定している。
 2018年以来、小川町産原料のしょうゆを春に仕込んできた同社の笛木吉五郎社長(41)は「この素材で仕込むと、いい甘みが感じられ、優しい口当たりのしょうゆができる」と味わいに太鼓判を押す。
 25日には生産農家3人が、大豆と小麦で作った麹(こうじ)と水を木桶内でかき混ぜる作業を同社で体験。参加した横田岳(がく)さん(32)は「今回も仕上がりが楽しみ。値段は高いけれど、町でも評判がいい」と話した。
 笛木醤油は同日、小川町産原料を使って20年2月に仕込んだ2年貯蔵の高級しょうゆ「THE青山」(600ミリリットル)を発売。100本限定、2160円。本社直売店や川越店で取り扱う。(武藤康弘)

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