元東京電力社員が販売員、移動スーパー「冷蔵庫代わりに」 本庄市で「買い物弱者」支援

2022年3月29日 07時33分

「とくし丸」で買い物を楽しむ山下部さん(左)と、サポートする熊田さん=本庄市児玉町太駄で

 近所に店舗が少ない「買い物弱者」支援のため、本庄市児玉町の中山間地域で三十一日から、移動スーパー「とくし丸」のサービスが始まる。スーパー「ベルク」(本社・鶴ケ島市)が協力し、商品を積んだ軽トラックが巡回する。
 扱う商品は肉や野菜、各種総菜、菓子などの食品や、トイレットペーパーや洗剤、歯ブラシといった日用品など計五百品目。運搬手数料として商品一点につきベルク店頭価格に十円をプラスして販売する。
 各二十軒の三コースを週に二回ずつ巡回する予定(日曜除く)で、基本的に事前に利用を申し込んだ個人宅を訪ねる。「ご用聞き」のようにあらかじめ注文も受け付ける。
 今月中旬のテスト販売で利用した本庄市児玉町太駄(おおだ)の山下部三枝子さん(71)は「品数が多くてびっくり。いつもは長男に買い物を頼んでいるが、実際に見て買えるのは楽しい」と喜んでいた。同地域は最も近いスーパーまで車で約二十分かかるという。
 販売するのは元東京電力社員の熊田直広さん(62)。同地域の検針や集金を担当していた経験を生かし、退職後の仕事に選んだ。「冷蔵庫代わりにどんどん使ってほしい」と話している。
 利用の申し込みは、熊田さん=電070(8492)7134=へ。(渡部穣)

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