<新型コロナ>クラスター全国250 専門家会議副座長「感染者実数は10倍?20倍?」

2020年5月12日 02時00分
 新型コロナウイルス感染症の感染者総数の実態について、政府専門家会議の尾身茂副座長は十一日の参院予算委員会で「症状が軽い、ない人が多くいる。(実際は)十倍か十五倍か二十倍というのは誰も分からない」と述べ、十日現在で約一万六千人との報告数を大きく上回る可能性があるとの見方を示した。また、全国で発生しているクラスター(感染者集団)について加藤勝信厚生労働相は十一日の衆院予算委員会で「五月十日現在で二百五十件」との見解を述べた。
 新型コロナ感染を調べるPCR検査の実施件数は国内では限られる上に、症状が軽くて感染に気付かない人も多い。
 尾身氏は、実際の感染者を報告数の十倍程度とする専門家の推定があることについて「全ての人に検査をしているわけではなく、十倍かどうかは私には言えない」と指摘。安倍晋三首相も「先生の言う通り」と同調した。福山哲郎議員(立憲民主)の質問に答えた。
 厚労省によると、クラスターは一カ所で五人以上のつながりのある感染者が出たケース。全国のクラスターは正確には二百五十一あり、このうち医療機関で八十五件、福祉施設で五十七件、飲食店で二十三件だった。

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