「千客万来施設」開業は2023年度冬の見通し 豊洲市場の観光拠点 東京都が江東区に伝達 

2022年3月31日 20時26分
「千客万来施設」の建設予定地(2021年11月撮影)

「千客万来施設」の建設予定地(2021年11月撮影)

 豊洲市場(東京都江東区)内に整備される観光拠点「千客万来施設」の全面開業の時期について、都は30日、区に対し、当初予定の2023年春から同年度冬期に遅れる見通しを伝えた。区側はにぎわい創出のため「約束通りに進めてほしい」と都に求めたが、都の河内豊中央卸売市場長が区議会特別委員会で開業の遅れを謝罪し、区側も受け入れる考えを示した。
 施設は、江戸の街並みを再現した飲食・物販エリアがある商業棟と温泉・宿泊棟で構成。都は、整備と運営を担う温泉施設運営会社「万葉倶楽部くらぶ」(神奈川)との間で「22年12月完成」とする合意書を交わし、23年春開業を予定していた。
 しかし、同社は昨夏、コロナ禍の収益悪化で銀行からの資金調達に時間を要したなどとして、「完成が予定より10カ月遅れる」と都に報告。都は同社に工期短縮を求めたが、完成は当初より9カ月遅れの23年9月になり、開業も同年度の冬期になる。ただ商業棟の一部店舗については先行開業を検討するほか、開業までの暫定施設「江戸前場下町」の延長営業も運営事業者と協議している。(鷲野史彦)

関連キーワード


おすすめ情報