防衛省「反戦デモ」不適切例示の文書廃棄、1月には内閣府に報告も公表せず

2022年4月1日 20時38分
防衛省

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 防衛省は1日、陸上幕僚監部(陸幕)が武力攻撃に至らないグレーゾーン事態として「反戦デモ」を例示した行政文書を作成していた問題で、保存期間の経過前に廃棄したと内閣府に報告したのは1月7日だったと明らかにした。3月30日の衆院外務委員会の質疑で取り上げられるまで公表していなかった。
 行政文書は陸幕が2020年2月4日に開いた記者向け説明会用に作成。表現が不適切だとの指摘を受けて回収し、翌5日に廃棄したが、内規に基づく保存期間は1年だった。
 防衛省によると、21年7月にあった情報開示請求への対応の過程で誤廃棄の疑いが浮上。調査の結果、当時の担当者が保存期間を1年未満に設定できるという誤った認識に基づいて廃棄したと結論付け、今年1月に公文書管理を担っている内閣府に報告した。
 防衛省文書課の担当者は取材に「通常の誤廃棄事案でも単体では公表していない。規則にのっとって内閣府に報告しており、隠蔽いんぺいではない」と説明した。
(川田篤志) 

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