<望 ~都の空から>さいたま新都心 若い街 ハレの日も日常も

2022年4月3日 07時00分

さいたまスーパーアリーナが目を引く、さいたま新都心エリア=さいたま市大宮区で、本社ヘリ「おおづる」から(由木直子撮影)

 旧国鉄操車場の跡地を核に、国の機関の移転で2000年に街開きしたさいたま市の「さいたま新都心」。JRの駅を中心に同市中央、大宮、浦和の3区にまたがり、バスターミナル一帯は市役所移転候補地として議論が進んでいる。
 当初、土日は閑散とする官庁街に彩りを与えたのが、最大収容人数3万7000人の「さいたまスーパーアリーナ」。コンサート会場として、格闘技やフィギュアスケートの聖地として、展示会やショー会場として、平仮名「さいたま市」の浸透に一役買ってきた。
 災害時の避難・備蓄拠点でもあるアリーナは、華やかさだけでない時の流れも見つめてきた。東日本大震災では帰宅困難者を受け入れ、原発事故で避難した福島県双葉町の町民・役場の移転先ともなった。現在は市の新型コロナワクチン接種会場にもなっている。
 大型商業施設コクーンシティや総合病院もある街は機能的ながら、一体感や回遊性が課題。街づくりにも携わるアリーナの林直樹社長(60)は「全国、世界から人が来る。ハレの日も日常も楽しめる街づくりに、われわれの蓄積したスキルを生かせれば」と語る。 (前田朋子)

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