<新型コロナ>#医療従事者の皆さんに感謝を 浅草橋のホテル、客室を無償提供

2020年4月27日 16時00分

最前線で対応に当たる医療関係者に感謝や励ましの気持ちを伝えようと、青色の光で思いを示す運動が広がっている。東京都港区のレインボーブリッジもライトアップされた=23日夜、約15秒露光

 新型コロナウイルスの感染拡大により医師や看護師らの負担が増す中、東京都内でホテルを運営する「JHAT」(港区)は、医療従事者に客室を無償で提供している。ネット上ではこの試みに賛同する声が相次ぎ、四百万円を超える寄付が集まった。新型コロナとの闘いを支援する輪が広がっている。 (砂上麻子)
 客室の提供は今月十六日から、百三室ある「イチホテル浅草橋」(台東区)で始まった。トイレ、シャワー付きの部屋で、バスタオルやシーツも提供。二十四日夕までに七十二人の医療従事者が宿泊し、一人平均十泊している。
 同社は羽田空港など都内で五つのホテルを運営しているが、外国人観光客やビジネス客が激減。休業も検討する中、医師や看護師らが家族への感染を防ぐため自宅に帰らず、車の中で寝泊まりしているという話を聞いた。
 このため、周辺に永寿総合病院(台東区)や都立墨東病院(墨田区)などの病院が多いイチホテル浅草橋の客室提供を決定。ツイッターなどの会員制交流サイト(SNS)で知らせたところ、「自分も支援したい」との声が相次いだ。
 宿泊料金などの寄付を申し受けるサイトを立ち上げ、二十四日現在、九百三十四人から約四百三十四万円が集まり、目標金額の三百三十万円を大きく上回っている。近所の住民や企業からもTシャツやトレーナー、シャンプーやマスクの寄付があり、支援の輪が広がっている。
 宿泊している医療従事者からは「清潔な部屋で休めて助かる」「みなさんの支援でモチベーションがあがりました」などと好評という。予約・顧客管理本部長の高橋良信さん(60)は「一刻も早くコロナを終息させる必要があり、最前線で闘っている医療従事者に頑張ってもらうしかない。コロナに負けないよう応援していきたい」と話す。
 感染予防として、客室係らとの接触を避けるため、連絡は内線電話を使うなど対策もしている。支援は五月六日までの予定だが、同社は延長も検討している。支援サイトは「JHAT」で検索する。

医療従事者に無償で部屋を提供しているイチホテル浅草橋=台東区で(砂上麻子撮影)

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