<新型コロナ>商店街、対策「一段と」 戸越銀座、6~7割休業へ 「ホコ天」休止も

2020年4月26日 02時00分

ステイホームを呼びかける戸越銀座商店街の張り紙=25日、東京都品川区で

 感染拡大する中、ゴールデンウイークが始まり、東京都内の商店街の中には営業自粛を強めるところが出てきた。緊急事態宣言後もにぎわいを見せていた東京都品川区の戸越銀座では、都の協力要請も踏まえ「もう一段の取り組みを進める」(戸越銀座商店街連合会)と、五月六日まで六~七割の店が休業する。歩行者天国の休止も模索しているという。
 全長一・三キロに約四百店舗が立ち並ぶ。食べ歩きを楽しめる観光地のような特徴に加え、生鮮品など地元住民向けの商いも多く、人出は減ってこなかった。
 「高齢の店主は特に、なじみのお客さんのためにと考える方が多かった」。連合会の広報担当で時計店主の亀井哲郎さん(56)は話す。報道で宣言後もにぎわっていることが伝わると、事務局に「なぜ店を閉めないんだ」「殺人商店街」などの中傷が多数寄せられた。
 そこで、連合会の理事らは「家にいましょう」と呼び掛けるチラシを百カ所に張り、高齢の店主を中心に「自身の命を守ることも考えて」と呼び掛けてきた。
 そうしたさなか、都が加盟百店舗以上の商店街を対象に五月六日までの土日祝日、一定規模の休業をして人出の抑制に協力すれば一日当たり五十万円、最大四百万円を出す奨励金制度を創設。連合会はこの活用を決断。店側に協力を要請する際には今後の活性化に充てると説明している。
 店を開けるのは生鮮品やテークアウトを中心にした一部の飲食店、クリーニング業など一部のサービス業に限る予定。亀井さんは「一度閉めたら、もう再開できないんじゃないかと心配している店主も多い。再開という光明が見えてきたら、またイベントなどを計画し盛り上げたい」と話した。 (井上靖史)

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