制服間に合わず「認識が甘かった」 ムサシノ商店社長が陳謝 未着は約100人分と説明

2022年4月7日 21時39分
記者会見するムサシノ商店の田中秀篤社長=東京都武蔵野市で

記者会見するムサシノ商店の田中秀篤社長=東京都武蔵野市で

 東京都多摩地域の高校や中学で入学式間際になっても新入生の制服が届かないトラブルが相次いだ問題で、制服を受注した「ムサシノ商店」の田中秀篤社長(49)が7日、東京都武蔵野市の同社で記者会見した。受注した300校分の制服約3万着のうち、7日時点で手元に届けられなかったのは約100人分に上ると明かし、該当者からは代金をもらわない方針を示した。
 田中社長は会見で「ご心配ご迷惑をおかけし、申し訳なかった。(未着の方には)一刻も早く届けて信頼回復に努めたい」と陳謝した。発注先の制服メーカー10社のほとんどが例年に比べて3日ほど納期が遅れたことや、物流倉庫での滞留発生などで「入荷から出荷まで全体で1週間ほどの遅れが出た」と説明。一部メーカーでは新型コロナの感染者が出て工場の操業が滞ったという。
 ムサシノ商店では、メーカーからの納品後、自社で裾直しやネームの刺しゅうをしてから仕分けて検品し、出荷している。田中社長は「例年は3月下旬から4月上旬にかけてのヤマが、短い期間に集中したのが原因」とし、約100人分の未着が発生したことに「間に合うと思ったが認識が甘かった」と話した。
 東京都教育委員会によると、ムサシノ商店と契約している都立高と特別支援学校の計68校のほか、多摩地域の公立中学校の大半が7日に入学式を行った。都教委は6日、都立高などで制服が届かなかった場合、中学の制服や私服での入学式参加を認めるよう各校に指示していた。(花井勝規)

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