ウクライナ和平 祈りの歌声届け ポーランド大使館でコンサート

2022年4月9日 07時08分

歌声を響かせるオクサーナ・ステパニュックさん=目黒区で

 ロシアのウクライナ侵攻による避難民支援のため、在日ポーランド大使館(目黒区)で7日夕、チャリティーコンサートが開かれた。ウクライナ出身のオペラ歌手オクサーナ・ステパニュックさんらが登場し、平和への祈りを込めた歌や演奏を響かせた。(山下葉月)
 赤いドレスをまとったオクサーナさんは「毎日ウクライナの平和のために、私は祈っています」と日本語であいさつ。ウクライナ国歌にはじまり、民族楽器バンドゥーラを奏でながら「アヴェ・マリア」などを伸びやかに歌い上げた。
 コンサートは、大使館とポーランド広報文化センターが共催。ポーランド出身のスワベック・コバレフスキさん、夏目恭宏さんのピアノ演奏もあり、訪れた大使館関係者ら約九十人が耳を傾けた。
 練馬区から訪れたピアノ講師の女性(36)は「ウクライナの戦争はひとごとではない。オクサーナさんの歌を聞き、心に迫り来るものがあった」と話した。
 開催に先立ち、パベウ・ミレフスキ大使は、ウクライナからポーランドへの避難民が約二百五十万人に上る現状を説明。「日本のみなさんが、この戦争の当初からウクライナにおける人道危機に際し、支援の輪を広げていることを心から感謝します。世界は今、このおぞましい戦争の中、連体し一つになることが必要」と訴えた。
 会場となった大使館には募金箱を設置。全額が、ポーランド現地の人道支援に充てられる。

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