<新型コロナ>収入減 学生に深刻影響 13人に1人が退学検討 学生団体500人調査

2020年4月23日 16時00分

記者会見する学生団体代表の岩崎詩都香さん=22日、東京都千代田区で

 新型コロナウイルスの感染拡大に関する学生団体の調査で、大学生らの約六割が、アルバイトの収入が減ったり、なくなったりしたと回答したことが分かった。親の収入がなくなった、または減ったと答えた学生も約四割に上り、調査に答えた学生の十三人に一人が、大学を辞める検討を始めていると回答するなど、多くの学生が経済的に厳しい状況にあることが浮かんだ。
 調査は、学生団体「高等教育無償化プロジェクトFREE」が九日から、インターネットで実施。二十一日夜時点で回答のあった大学生や短大生ら五百十四人の回答をまとめた。
 アルバイトの収入を尋ねると、「減った」が37・4%、「ゼロになった」が23・0%。家計を支えている人の収入や、仕事への影響では、36・4%が「収入が減った」、3・3%が「収入がなくなった」と回答した。
 自由記述欄では「バイトがなくなり、学費が払えるか不安」「父が自営業をしているが、売り上げが八割減った。『お金のことは心配せず、勉強しなさい』と言ってくれるが、大学を辞めざるをえないのか不安」などといった切実な声が多く寄せられた。
 学生団体は二十二日、東京都内で記者会見し、代表を務める東大四年の岩崎詩都香さん(21)が「この事態が終息する時期が分からない中で、学費をどうしようという人がもっと増えるかもしれない」と訴え、一律の授業料半額免除などを求める緊急提言を発表した。

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