茨城のパチンコ店 県外から客 休業要請中、住民懸念

2020年4月20日 02時00分

19日も多くの客が訪れたパチンコ店=茨城県内で(一部画像処理)

 新型コロナウイルスの感染拡大で、特定警戒都道府県に指定された茨城県は、パチンコ店に休業を要請しているが、一部の店舗は十九日も営業を続けた。県境にある店の駐車場では千葉や埼玉の県外ナンバーも目立った。
 守谷市のパチンコ店では午前十一時すぎ、駐車場に百五十台以上が並び、その後も次々と車が入ってきた。利根川を挟んで隣接する千葉県内のナンバーが目立ち、埼玉県内のナンバーもあった。
 千葉県柏市から来た五十代男性は「店が開いていれば来てしまう」とつぶやいた。同県流山市の男性は「買い物ついでに立ち寄った。休業はあくまで(店への)要請だから、開いている店で遊ぶのは悪いことではない」と話した。
 常連客の守谷市の六十代男性は「普段の週末は駐車場が埋まり、打つ台がないほど。それに比べたら客は少ない。一人暮らしだからコロナにかかっても家で休めば迷惑はかからない」と気にしない様子だった。
 守谷市によると、全都道府県に緊急事態宣言が出る前から、「県外ナンバーの車がパチンコ店に来ている」などと市民から苦情が相次いでいたという。このため市は十日、営業自粛を呼びかける文書を出した。茨城県も十七日、パチンコ店などに五月六日までの休業を要請している。
 パチンコ店の近くに住む男性(76)は「感染を広げないように外出自粛が呼び掛けられているのに、まだ県外から客が来ているなんて」と話した。 (松村真一郎)

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