政治家のセクハラ・マタハラ防止へ 地方議員の被害をもとに政府が動画作成 野田聖子担当相「私も酒席で体中触られた」

2022年4月12日 20時00分
 内閣府は12日、議員への有権者や先輩議員によるハラスメント(嫌がらせ)防止に向けて、全国の地方議員の被害体験を基に作成した動画を投稿サイト「ユーチューブ」で公開した。セクハラ、パワハラは若者や女性の政治参加が進まない原因の一つとされ、国会や地方議会の研修などで活用してもらう。
 約30分の動画では、女性候補者が選挙活動中に有権者から「投票するから」としつこく握手を求められたり、抱きつかれたりする様子を再現。有権者からのセクハラのほか、当選回数や年齢が異なる議員間で起こるパワハラ、妊娠・育児などを理由とするマタニティー・ハラスメント(マタハラ)など分かりやすく解説している。
 野田聖子男女共同参画担当相は12日の記者会見で、自身も過去に「酒席で体中を触られた」という経験があると明かし、動画を通じて「一人でも多くの人に自分のやっていることがハラスメントだと気付いてもらうことが大事だ」と呼び掛けた。
 内閣府が2020年度に、地方議員を対象に行った調査では、42.3%が有権者や同僚議員らからハラスメントを受けたことがあると回答。被害に遭ったのは男性が32.5%に対して女性は57.6%で、女性議員が少ない一因とも指摘されている。(柚木まり)

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