24時間介護利用料求め提訴 前橋市に重度障害の男性 地裁

2022年4月13日 08時04分
 骨が変形する遺伝性の病気により歩行困難など重度の障害があるのに、二十四時間介護の利用を認めないのは違法として、前橋市の男性が十一日、市に利用料を支給するよう求め、前橋地裁に提訴した。
 提訴したのは、群馬県桐生市出身の兵藤一晶さん(46)。訴状や兵藤さんとともに県庁で記者会見した下山順弁護士などによると、兵藤さんは「脊椎骨端異形成症」を患い、左腕以外に体を動かせず、医師に二十四時間の介護が必要との診断を受けている。
 兵藤さんが二月まで住んでいた埼玉県所沢市では、同市から重度訪問介護の利用料を二十四時間分受け取り、ヘルパー五人の介助を受けながら一人で暮らしていた。病気の母が暮らす群馬県へ戻りたいとの思いで、前橋市へ引っ越した。
 ところが、同市に二十四時間分の重度訪問介護利用料を申請すると、市は審査会が決めた約十五時間分しか支給できないとして、決定を保留している。
 兵藤さんは収入を生活保護に頼っている。毎月百万円程度の介護利用費用を支払うのは難しく、同市の対応は行政手続法などに反すると主張している。
 前橋市は「訴状が届いていないため、コメントを控える」とした。(共同)

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