ケーブルの「しわ」が調査ロボット故障につながった 東電福島第一原発1号機

2022年4月14日 18時52分
故障したのと同じ調査ロボット(国際廃炉研究開発機構、日立GEニュークリア・エナジー提供)

故障したのと同じ調査ロボット(国際廃炉研究開発機構、日立GEニュークリア・エナジー提供)

 東京電力は14日、福島第一原発1号機の原子炉格納容器内を調べる水中ロボットの故障原因について、ケーブルが炉内の構造物にこすれて破れ、水が入ったためだったと発表した。今後は動作確認のために上げ下ろしを繰り返していた手順を見直して損傷を防ぐ。別のロボットを使って、近く調査を再開する予定。
 小型の水中ロボットは3月29日の調査で、搭載している4台のカメラのうち3台に水が入り、炉内を撮影した映像が曇るようになり続行できなくなった。
 東電によると、ロボットの上げ下ろしでケーブルにしわができ、それが構造物とこすれて4カ所が損傷。うち2カ所は1センチ程度の傷で、ゴム製のケーブルカバーを貫通していた。
 2月に始まった調査では、格納容器底部に事故で溶け落ちた核燃料(デブリ)とみられる堆積物を確認。3月16日の最大震度6強の地震後に炉内の水位が下がり、計画通りの調査は進んでいない。東電は炉内への注水量を増やし、水位の回復後に調査を再開する。(小野沢健太)

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