<新型コロナ>初診オンライン、来週から 処方薬、配送で受け取り

2020年4月11日 02時00分
 加藤勝信厚生労働相は10日の記者会見で、スマートフォンなどを使ったオンライン診療について、初診からの適用を来週から始めると明らかにした。処方薬も配送で受け取れるようにする。新型コロナウイルスの院内感染を防ぎ医療崩壊を防止することが狙い。
 厚労省は高齢者の利用のしやすさや医療機関に設備がない場合を考え、電話での診療も可能とした。加藤厚労相は「国民の利便性向上のため、対応する医療機関を都道府県ごとに取りまとめて公表したい」と述べた。
 厚労省がオンライン診療での初診料について診療報酬を二千百四十円とする方針を固めたことも判明。患者の窓口負担(一~三割)は最大六百四十二円となる。通常の対面で初診料の診療報酬は二千八百八十円、患者負担は最大八百六十四円となっており、四分の三程度に当たる。十日にも中央社会保険医療協議会(中医協、厚労相の諮問機関)から了承を得たい考えだ。
 オンライン診療では、医師の処方後、薬剤師が電話などで服薬指導した上で、宅配で薬を受け取ることも可能にする。初診での適用については感染拡大が終息するまでの時限措置としている。
 診療を希望する患者は、厚労省が公表するリストから医療機関を探した上で、電話やスマートフォンで予約し診察を受ける。対象は一般患者と、軽症や無症状の新型コロナウイルスの感染者で自宅や宿泊施設などで療養する人を想定している。厚労省は患者の成り済ましなど不正防止対策にも取り組む。また転売を防止するため医薬品は一部の種類に制限し、虚偽申告による処方を防ぐ措置を取るとしている。

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