<テイクアウト グルメ>荻野屋 弦(有楽町の釜めし 弦)

2022年4月19日 07時14分

◆しっとり肉厚 上州牛

 全国的に有名な駅弁「峠の釜めし」で知られる荻野屋(群馬県)が、さまざまなアプローチで釜めしに取り組んでいる。ビビンバ、パエリアなど「世界の釜めし」や、店舗限定品、アニメとのコラボ商品もある。
 JR有楽町駅高架下に昨年3月出店した「荻野屋 弦」=写真(上)=では、同店限定で「有楽町の釜めし 弦」(1500円)=同(下)=を販売。「峠の釜めし」のスタイルを守りながら、メインには上州牛の希少部位であるイチボのローストビーフを据え、揚げ長芋、ブロッコリー、パプリカといった野菜で彩る。食べ応えある厚みのローストビーフは、低温調理で、やわらかく、しっとり仕上げた。ぜひ温め直さずそのまま食べてほしい。
 荻野屋は、1997年にJR信越線の横川−軽井沢駅間が廃止となって以降、鉄道よりドライブイン事業に力を入れてきた。しかし観光業が下火となり、若い世代へ「峠の釜めし」の認知を広げようと2017年、東京進出。1号店の銀座や、製造工場がある八幡山など都内に4店舗を構える。
 店舗としての「弦」はオフィスワーカーの利用も想定した立ち飲み店。おなじみの益子焼の釜をアレンジした皿で、おつまみを盛り付けているのはここだけ。旅情をかきたてられる。
 実は益子焼を大事にしながらも、客の要望から、持ち運びしやすい紙容器でも販売している。チャレンジを続ける今後の展開に目が離せない。 (さりあ)
 千代田区有楽町2の9の8 JR東日本有楽町駅高架下「エキュートエディション有楽町」内。11〜23時。無休。(電)03・6810・0211

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