「差別意図はないが不適切だった」 恵比寿駅のロシア語表示隠しでJR東が謝罪「強い意見もあった」

2022年4月19日 21時00分
「調整中」と書かれた紙でふさがれたロシア語の乗り換え案内表示=14日、東京都渋谷区のJR恵比寿駅で

「調整中」と書かれた紙でふさがれたロシア語の乗り換え案内表示=14日、東京都渋谷区のJR恵比寿駅で

 JR東日本がJR恵比寿駅のロシア語の案内表示を一時、紙で覆い隠していた問題で、同社の深谷光浩東京支社長が19日、定例会見で「差別の意図はなかったが、総合的に考えて適切ではなかった。おわびしたい」と謝罪した。
 隠した理由について、深谷支社長は「(一部の利用者から)強い意見もあり、『調整中』との紙を張ったが、情勢が落ち着いたら再開するつもりだった」と説明。今後は「ロシア大使館が近くにあり、ニーズがあることを伝えていきたい」と話した。
 同社によると、2018年から同駅西口改札にロシア語で「六本木」「中目黒」と書かれた案内表示を掲出。東京メトロ日比谷線への乗り換えを示していた。
 しかし、ロシアのウクライナ侵攻後、一部の利用者から「不快だ」との苦情があり、7日からロシア語の表示を「調整中」と書いた紙で覆った。その後、「差別ではないか」などの批判が相次ぎ、15日から紙を外し、表示を再開させた。(砂上麻子)

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