坂本副社長が取締役候補に 日産、関・副COOから変更

2019年12月28日 02時00分

坂本秀行氏

 日産自動車は二十七日、退社する関潤副最高執行責任者=COO=(58)に代わる取締役候補に、生産を統括する坂本秀行副社長(63)を選んだと発表した。来年二月十八日に開く予定の臨時株主総会で坂本氏を含む取締役選任案を諮る。坂本氏は副社長を続投し、副COO職は当面空席にする。
 坂本氏は東京工業大工学部卒で日産生え抜き。生産や開発畑を歩み、二〇〇〇年から二年半ほど大株主のフランス大手ルノーに出向した経験がある。指名委員会が二十六日に坂本氏を選出、二十七日の臨時取締役会で承認した。
 日産はルノーとの関係が冷え込んでいる。臨時総会後に当初予定した取締役十二人のうち、独立社外取締役が七人、ルノー側は二人。日産とルノー双方が推薦したアシュワニ・グプタCOOを除けば、日産社内の取締役は内田誠社長兼最高経営責任者(CEO)と関氏のみで、関氏に代わる候補選びが遅れればルノーの影響力が増しかねなかった。
 内田社長は「グプタ氏や坂本氏らとともに信頼回復や業績の立て直しを進めていく」とのコメントを出した。
 日産では内田、グプタ、関の三氏を中心とする新経営体制が今月一日に発足したばかりだが二十五日に関氏の退社を発表した。社長を目指していた関氏の不満が背景とみられ、日本電産が来年二月に次期社長含みで関氏を迎え入れる見通し。

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