さいたま市 5年ぶり待機児童ゼロ

2022年4月23日 07時39分
さいたま市役所

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 さいたま市は二十二日、認可保育所などに入れない待機児童が今月一日時点でゼロになったと発表した。同市の待機児童がゼロになるのは五年ぶりで、国の基準が変更された二〇一八年以降で初。
 市によると、保育施設の利用申込者数は二万八千七百八十四人(前年比千四百八十人増)で、過去最多を更新した。うち認可施設に入れない潜在的な待機児童数が千三百二十八人(同百六十人減)いたが、ナーサリールームなど市独自の基準を満たした施設に入所するなどで、待機児童はゼロになった。
 市は昨年度に浦和美園、さいたま新都心、西大宮など区画整理や大規模住宅の整備が続く地域を中心に、四十三施設(二千四百十七人分)を新設整備したことや、「子育て支援型幼稚園」などの活用が奏功したとしている。
 一方で、認可施設など希望する施設に入れない子どもが相当数おり、新型コロナウイルスの感染不安が解消されれば、保育需要がさらに高まる可能性もある。清水勇人市長は「現状を楽観視せず、今後も多様な保育の受け皿確保を図る」と話した。
 市の待機児童数は二〇年に三百八十七人で全国最多だったが、昨年はコロナ禍による預け控えなどもあり十一人まで減少した。(前田朋子)

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