対韓ビール輸出99%減 11月、激減傾向変わらず

2019年12月26日 16時00分
 財務省が二十六日発表した十一月の品目別の貿易統計によると、韓国向けのビールの輸出額は前年同月比99・1%減の六百九十六万円だった。日本政府が七月から始めた輸出規制の厳格化に対し、韓国国内で日本製品の不買運動が巻き起こった影響とみられる。半導体の洗浄に使う「フッ化水素」の韓国への輸出額も93・5%減の四千六百九十三万円だった。
 ビール輸出はゼロだった十月からはわずかに持ち直した。韓国は日本のビールの主要輸出先で二〇一八年の国別輸出額はトップ。日韓関係が悪化してから激減傾向が続いており、海外販売に力を入れる日本のビール各社の業績には懸念材料となりそうだ。
 飲食料品分野では十一月のインスタントラーメンの韓国向け輸出額も九十一万円で、97・9%減。清酒は二千三百六十四万円となり、90・7%減だった。
 フッ化水素を含む半導体関連材料の輸出規制を巡っては、日本政府が韓国に輸出する際の審査を厳しくしたが日本政府による許可手続きが進んだとみられる。
 今後は日韓の関係改善に向けた歩み寄りが輸出動向にどう影響するかが注目される。両政府は今月十六日、輸出規制などを話し合う局長級会合を、輸出規制強化以降で初めて開催した。二十四日には日韓首脳会談を開いたが、双方の隔たりは大きかった。

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