特殊詐欺の被害防止へ 「STOP! ATMでの携帯電話」 ポスター作り銀行に掲示

2022年4月24日 07時59分

ポスターを掲げる斎藤専務理事(左)と高木生活安全部長=県警で

 還付金詐欺など特殊詐欺の被害を防ぐため、栃木県警は県防犯協会と共同で、ATMで携帯電話を使用しないよう呼びかけるポスターを作った。県銀行協会を通して県内店舗に配布、ATM付近に掲示して利用者の注意を促す。(小川直人)
 ポスターは「STOP!ATMでの携帯電話」の黄色の文字が目立つ。保険料や医療費の過払い金が戻るなどとかたり、ATMを操作させてお金をだまし取る還付金詐欺。携帯電話の相手が指示する通りに操作すると、犯人側にお金が振り込まれて被害に遭う。
 県警生活安全企画課によると、還付金詐欺は首都圏で急増している。県内で昨年にあった被害は三件(被害額約四百万円)だったが、今年は三月末で既に二件(同百五十万円)となっている。同課の担当者は「県内でも今後増える可能性がある」と指摘する。金融機関の窓口などと違って、ATMを操作させる手口は第三者が間に入らないことも増加の要因の一つと考えられている。
 ATMで携帯電話を使用しないよう呼びかけるポスターは初めてで、五千部製作。県警での披露式で、高木克尚生活安全部長が県銀行協会の斎藤隆専務理事に手渡した。
 斎藤専務理事は「各店舗の窓口では注意喚起などに取り組んでいる」と話し、さらにポスターによるATMでの被害抑止効果にも期待をかける。県警の阿久津浩伸犯罪抑止対策官は「電話をしながら操作している人を見かけたら、声をかけてほしい」と呼びかけている。

関連キーワード


おすすめ情報