世界最高齢119歳 田中カ子さん死去 明治から令和、5時代生き抜く

2022年4月26日 07時33分

2019年3月、「存命中の世界最高齢」に認定された116歳の田中カ子さん=福岡市で

 明治から令和まで五つの時代を生き抜き、世界最高齢に認定されている田中(たなか)カ子(ね)さんが十九日、老衰のため死去した。福岡市や遺族が明らかにした。百十九歳。福岡県出身。
 一九〇三(明治三十六)年生まれ。二〇一九年三月、ギネスワールドレコーズ社から男女を通じ「存命中の世界最高齢」に認定され、二〇年九月には確認できる国内の歴代最高齢記録を更新した。
 九人きょうだいの七人目として誕生し、十九歳で結婚。夫や長男が出征する中、女手一つでうどん店を切り盛りし、戦後は夫と餅屋を営んだ。
 長寿の秘訣(ひけつ)は「おいしいものを食べ、勉強すること」。コーラとチョコレートが好物で、晩年、福岡市の老人ホームでは、計算やオセロ風ゲームをして過ごした。
 厚生労働省によると、田中さんが死去したことで、国内最高齢は大阪府柏原市の巽(たつみ)フサさん(百十五歳)になった。
 田中さんが誕生した一九〇三年には、米国のライト兄弟が人類初の有人動力飛行に成功。同じ年に生まれた著名人には小説「蟹工船」を書いたプロレタリア文学作家小林多喜二や、小説「一九八四年」を著した英作家ジョージ・オーウェルがいる。

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