<ぱらぱらじっくり 教育に新聞を>一部刷新 ニュースパーク 新たな四つのキーワード

2022年4月26日 07時57分

情報の森で迷わないためのキーワードを説明する展示ボード=ニュースパークで

 飛び交う情報が爆発的に増えた現代社会で、確かな情報を選ぶにはどんな工夫や心構えが大切か−。子どもたちがその問いへの答えを探す学びを体験できる施設として注目される横浜市のニュースパーク(日本新聞博物館)=小中学生の見学は無料=で今春、一部の展示が刷新された。
 見直されたのは新聞の歴史を振り返るエリアの次の「情報社会と新聞」の展示。見学の子どもたちの心に強い印象が残るようアドベンチャーゲームに挑む要素を加えた。
 賢者たちのアドバイスをもらいながら「情報の森」を冒険するという設定。情報の森で迷ったりトラブルに巻き込まれないためのカギになる言葉として「盾」「スコープ」「ひかり球」「なかま」の四つを新たに明示した。
 このうち「盾」は、立ち止まって慎重に身を守るもの。情報を丸のみにせず、惑わされないようにと訴える。「スコープ」は情報発信元を確認するアイテム。「ひかり球」は目の前の情報が強調して伝える以外の、別の情報や視点がないかを照らし出す。
 これら三つのアイテム以上に大切なのが「なかま」だという。展示ボードには「情報の森のたくさんの情報には、一人じゃ太刀打ちできない。なかまが必要だ。ほんとに信じていいのかなと、ともに考えてくれるなかま。おたがいの足りないところを助け合うんだ」と解説されている。
 確かな情報を伝える新聞も子どもたちが実社会の「情報の森」を安全に進むパートナーになる。続く展示ゾーンの「新聞を知ろう」を見ればそれがわかるしくみだ。新聞というメディア自体も、ひとりではなく仲間とともに、チームワークで議論や点検を重ねながらつくられている。
 四つのキーワードは以前の展示では長めの文章で説明されていた。このため児童・生徒が見学時にメモを取りきれない面があった。展示刷新後はスタッフによる解説で「この四つを覚えて帰ってくださいね」と伝えている。
 さらに学校や家庭に戻ってからの事後学習に役立つサブテキストとして小冊子「情報の森 冒険の手引」も今回作成した。見学した児童・生徒に無料で配布される。月曜休館。問い合わせは同博物館=(電)045(661)2040=へ。 (東松充憲)

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