「桜を見る会」夕食会補塡問題 略式起訴された配川博之・元公設第一秘書の供述全文「不正、十分理解していた」

2022年4月26日 21時00分
 「桜を見る会」前日の夕食会を巡り、政治資金規正法違反罪で略式起訴された安倍晋三元首相の元公設第一秘書、配川はいかわ博之氏の2020年10月27日付供述調書の全文を掲載します。(●●は黒塗り部分。読みやすいよう適宜改行しています)

◆「せっかく東京に行くんだから総理と…」

「桜を見る会」で招待客と記念写真に納まる安倍首相(中央) =2019年4月13日

私は平成4年5月から安倍晋三の秘書を務めており、平成19年4月1日からは、公設第一秘書を務めており、主に山口県下関市内にある安倍の地元事務所における事務などを総轄する立場にあります。
また、私は平成14年5月31日から現在まで、安倍の関係政治団体である安倍晋三後援会の代表者をつとめているほか、平成14年5月31日から平成28年12月21日まで、安倍晋三後援会の会計責任者を務めていました。
なお、平成28年12月21日に、安倍晋三後援会の会計責任者は甲が就任しましたが、実際には甲に会計責任者としての業務をほとんど担当させておらず、事実上、名目的な会計責任者にすぎませんでしたので、その後も私は、自分が安倍晋三後援会の会計責任者であった当時と変わらず、引き続き、安倍晋三後援会の会計や資金管理などを実質的に取りまとめたり、地元事務所の関連政治団体の収支報告書について作成方針を決めるなどして、会計責任者である甲の職務を補佐してきました。
平成24年12月に、安倍が総理大臣となり、それまでにも歴代の総理大臣の主催により例年4月に行われていた「桜を見る会」が、平成25年からは総理大臣たる安倍の主催の下で実施されることとなりました。後援会幹部の側から、
せっかく東京に行くんだから、後援会の人たちも総理や後援会の皆さんと会いたいだろうから、後援会として夕食会をやろう
などという話が出たことから、後援会として夕食会を開催することとし、●●会長らも後援会の主催で夕食会を開催することについて賛同してくれました。そこで私は、その夕食会における段取りなどを検討し、乙にも後援会として夕食会を開催したい旨の要望が後援会側からあったことを伝え、後援会主催として、夕食会を開催するための会場となるホテルとの契約などの事務を担当して準備をしてほしい旨を伝えました。
また、私自身も、誰が挨拶するかといった人選などを行った上で、●●会長に夕食会の場で後援会の会員ら参加者の前で挨拶をしてもらい、●●幹事長には夕食会における司会進行をしてもらうこととし、私が●●会長や●●幹事長にその旨説明した上で、それぞれ了承してもらうなどしました。
他方、私は乙との間で、桜を見る会の前日に夕食会を都内のホテルで開催するための準備を進める中、夕食会について、主催を後援会として開催すること、各参加者に会費5000円を会場で支払ってもらい、それと引き替えに領収証を渡すことなどを話し合って決めました。私は、乙と主に電話で、桜を見る会ないし夕食会について、直接やりとりをしながら、会計処理などを含めた段取りを進めていきました。
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