氷河期世代に統一試験 政府、国家公務員中途採用

2019年12月24日 02時00分
 政府は二十三日、バブル経済崩壊後に就職難だった三十代半ばから四十代半ばの就職氷河期世代の支援策として、国家公務員の中途採用枠で重点的に採用するため、統一試験を実施することを決めた。今後三年間でこの世代に特化した対策に六百五十億円超の予算を確保し、非正規雇用労働者の正規雇用への転換や引きこもりの人の社会参加などを集中的に支援する方針だ。
 政府がこの日取りまとめた氷河期世代支援の総合的な行動計画に盛り込んだ。採用試験は来夏に向け規模や各省庁の方針を詰める。
 政府は三年間でこの世代の正規雇用を三十万人増やす計画を掲げており、各省庁が足並みをそろえて公務員採用を積極的に打ち出すことで民間への波及効果を見込み、地方自治体にも中途採用の促進を要請する。
 新たに交付金制度も創設し、都道府県や市町村ごとに計画を策定。遠方で職業訓練や就職説明会を受ける際の交通費支給や、地元企業への就職を前提に奨学金の返済支援を行う。
 さらに全国のハローワークに専門窓口を設け、就職相談から職場定着までの一貫した支援体制を構築。求職に有利な「短期資格等習得コース(仮称)」を創設し就職までを支援、採用に積極的な企業への助成金の拡充も決めた。
 現在原則禁止の、年齢を制限した採用活動をこの世代に限り全面解禁し、民間の就職サイトや企業が手掛ける募集でも可能とする検討も始める。

関連キーワード

PR情報