「距離十分の屋外ならマスク外しを推奨」専門家が相次いで発言 熱中症リスクも考慮、議論進める<新型コロナ>

2022年4月27日 20時32分
脇田隆字氏

脇田隆字氏

 新型コロナウイルス対策としてのマスク着用について、感染対策の専門家らが27日、相次いで「人と距離がある屋外では外すことを推奨する」と発言した。東京都などで3年ぶりに行動制限のないゴールデンウイークを迎えるにあたり、マスク着用の緩和について専門家が言及した格好だ。
 27日の衆院厚生労働委員会で、国立感染症研究所の脇田隆字所長は「感染リスクが高くない場合、マスクは必ずしも必要ない。これから気温、湿度が高くなり、熱中症のリスクもあるので、屋外で人との距離が十分ある場合は、マスクを外すことが推奨される」と述べた。
 ただ、屋外でも人との距離が十分取れない場所や会話をする際はマスク着用が必要とも発言。「具体的に細かく、どういった場面でマスクを着ける、外すとただちに提言できる状況ではない。今後議論をしっかり進める」とした。
 同日の新型コロナ対策分科会の会合でも、屋外でのマスク着用について議論があったという。尾身茂会長は「マスクは国民的関心事」として、着用基準について、科学的根拠に基づいた例示などができるか、「議論を進めたらいいのではないか」と話した。
 20日の会見で「ウィズコロナで、マスクを外す時期が日本に来るとは思わない」と話した中川俊男・日本医師会長も27日、「熱中症には十分気を付け、屋外などで距離がある時はマスクを外す対応を」と呼び掛けた。前言については「常にどこでもマスクをした方がいいと言っているわけではない。日本人は義務的な強制がなくても自主的にマスクをしているのは素晴らしい」と釈明した。(沢田千秋、原田遼)

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