横浜・海外移住資料館がリニューアル 多文化共生 理解深めて

2022年4月28日 07時15分

移住者が渡航先に持って行った物品を紹介する展示=横浜市中区で

 国際協力機構(JICA)の海外移住資料館(横浜市中区)が二十六日、設立二十周年に合わせてリニューアルオープンした。渡航者やその子孫の日系人、日系コミュニティーの歴史と現在、そして多文化共生について、幅広い層に理解される展示を目指す。
 モノクロだったパネルをカラー化するなどし、ユニバーサルデザインの見やすい色づかいを取り入れた。音声ガイドや点字解説、触れて学べる地図も導入。南米の農業での工夫や日系人同士の連携など、近年の移住先での動きについて、国連の持続可能な開発目標(SDGs)のどの目標に当たるか、説明を添えた。
 移住者が何を渡航先に持って行ったかを、クイズ形式で学べる展示も設けた。箱を開けると戦前や戦後、アルゼンチンやボリビアなどに渡った人が持参して役立った物が入っている。今後の多文化共生を考えてもらおうと、国内外で活躍する日系人へのインタビュー映像も公開している。
 展示の最後には、一八九一年にハワイに移住した夫婦の子孫にあたる、日系三世から六世の大家族が集まった写真が飾られている。JICAの井本佐智子理事は「多文化共生の一つの形が示されている」と話す。
 入館無料、開館時間は午前十時から午後六時。月曜休館。問い合わせは同資料館=電045(663)3257=へ。(神谷円香)

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