外環道工事の掘削機破損事故、製図ミスで地中壁にずれ 補修完了まで半年程度

2022年4月28日 20時54分
東日本高速道路が発表したシールドマシン損傷の資料=同社ウェブサイトから(スクリーンショット)

東日本高速道路が発表したシールドマシン損傷の資料=同社ウェブサイトから(スクリーンショット)

 東京都練馬区の東京外郭環状道路(外環道)のトンネル工事で今月7日、シールドマシン(掘削機)が破損した事故で、東日本高速道路は28日、事前に埋めた地中壁の位置を製図時に誤り、本来は接触しないはずの鋼材に掘削機のカッターが当たったとする調査結果を公表した。
 東日本高速によると、建設中のルートには他に13カ所の地中壁を設置予定で、このうち施工済みの7カ所は異常なかった。今後施工する6カ所についても、設計図の点検を進める。
 同社によると、破損の原因となった地中壁は、予定より下に90センチ、横に10センチずれて図面化され、そのまま施工された。製図時のコンピューターの操作ミスが原因という。掘削機は予定通りに進み、先端の約1000カ所のカッターのうち76カ所が鋼材に触れ損傷した。掘削機に取り込んだ土砂をかき交ぜる部品も損傷しているとみられ、地上から掘り下げて確認するという。
 補修には半年程度かかるとみられる。同社は「工事再開の予定はあらためて知らせる」としている。外環道工事では、住宅街で陥没・空洞が見つかった東京都調布市のトンネル建設について、東京地裁が工事中止を命令している。(梅野光春)

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