<目指せ!47都道府県 コンパスの民謡紀行>埼玉 「武州麦打唄」の巻

2022年4月29日 07時48分

中島(左)です! 西本(右)です! 小沢千月師匠は埼玉県の宝です!

 西本宏一(西)、中島和彦(中) どーも、コンパスです!
 中 埼玉県民謡の歌い手と言えば小沢千月(ちげつ)先生。
 西 心の友!
 中 僕らの師匠です(笑)。埼玉県民謡を世に広めた方ですね。
 西 僕は千葉県流山市を子育ての街として世に広めました。
 中 それは井崎義治流山市長だよ! すてきな方ですよね。…ってそうじゃなくて、師匠に次ぐ埼玉の歌い手さんと言えば?
 西 え…僕?
 森田彩(森) こんにちは!
 中 森田さん、お久しぶりです! NHK「民謡魂」の草加市収録以来ですね。
 森 お元気でしたか?
 西 彩ちゃん!
 中 なれなれしいな!
 西 どうせアンタが好みだから呼んだんでしょ?
 中 おきれいですけど! 埼玉県民謡「武州麦打唄(ぶしゅうむぎうちうた)」を番組やSNSで精力的に歌われてますよね。
 森 生まれも育ちも埼玉県草加市。民謡と言えば何?って質問しても、埼玉県民謡がなかなか返ってこないんです。もっと知ってほしいという思いを込めて歌っています。

2016年、17年に日本民謡協会の全国大会で優勝。森田彩さんも埼玉県の宝です!

 中 秩父音頭や川越舟唄などは千月師匠が歌ってますよね。
 森 埼玉県は隠れたうどん王国! だから麦打ち唄も知ってほしいんです(笑)。
 西 顔も良けりゃ、性格も良いってか。
 中 卑屈になるなよ!
 森 麦打ち唄は六月下旬、刈り取った麦をむしろに広げ、「くるり棒」という回転式の道具でたたいて脱穀する作業に歌われていました。

くるり棒による小麦打ち=1881(明治14)年撮影、埼玉県立熊谷図書館提供

 西 その棒を今はライオンズの選手がバットとして再利用しています。
 中 空振りしそうだよ!
 森 くるり棒の形は地方によって異なり、唄もまた、地域ごとの麦打ち唄があるそうです。
 中 麦打ちは各地で行われていましたもんね。あの…うまく歌うコツはあります?
 森 私の師、早坂光枝先生のように唄で心を届けるには作業を思い浮かべて歌うこと。麦打ちは、単調ですが朝から晩まで続く。これを歌うことで救われたのかなって。
 西 じゃあついでに三味線のコツも!
 森 練習しかないのでは?(笑)
 西 だから美人は苦手なんだよ!
 中 ごもっともなんだよ! でもこの若さでなぜ民謡を?
 森 祖父母が民謡の指導をしていました。民謡が当たり前の環境で、実は子守歌も民謡だったんです(笑)。
 西 僕も寝れる!
 中 アンタは何でも寝てるだろ!
 森 小学一年で弟子入り。私、民謡がとにかく好きなんです! 武州麦打唄は手たたきでも歌える曲なので、とにかくたくさんの方に歌ってほしいです。
 西 民謡愛は伝わりましたが、僕への愛は感じません。
 中 そんなことないだろ! 森田さん、今度実際に麦打ちを体験しながら歌ってみませんか? 二人で。
 森 すてきです! ぜひみんなで体験しましょう。
 中 …僕への愛も感じません!(笑)

◆「武州麦打唄」(埼玉県民謡)

 岩殿山(いわどのやま)で鳴く鳥は(ハァー シッカリ)
 声も良し音(ね)も良し岩の響きで(ハァー ヤレオセ ソレオセ)
 多峰主山(とうのすやま)から雲が出た(ハァー シッカリ)
 あの雲はいかにも雨か嵐か(ハァー ヤレオセ ソレオセ)

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