ヤマハ男性社員自殺 執行役員のパワハラ認定

2020年3月21日 02時00分
 大手楽器メーカーヤマハ(浜松市中区)の三十代の男性社員が、上司に当たる執行役員の行き過ぎた指導で体調を崩し、休職中の今年一月に自殺していたことが分かった。
 ヤマハは体調不良の原因に執行役員のパワハラがあったと認め、男性社員の遺族に謝罪した。
 同社や関係者によると、男性社員は昨年四月に研究開発部門の課長職に昇任。六月ごろから、同部門の五十代の執行役員の男性による厳しい指導が目立ち始めた。部長を通さずに直接指示を出す場面もあったという。男性社員は次第に体調を崩し、十一月に休職して療養していた。
 昨年末、社内の通報窓口に執行役員のパワハラを訴える情報が寄せられ、ヤマハは調査を開始。直後に男性社員が自殺したため、外部の弁護士を加えて進めた結果、体調を崩した原因に執行役員の行き過ぎた指導があったと認定した。
 執行役員は二〇一七年に大手メーカーから中途入社し、一八年六月から現職。男性社員の自殺を受け、ヤマハは今年一月で出社停止にしており、今月末で退社させる。
 同社の山畑聡常務執行役は「ご遺族には大変申し訳なく思っております。このようなことが二度と起こらないよう、対話を重視した風通しの良い職場環境をつくってまいります」とコメントした。

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