市川の「黄金伝説」描く コロナ禍で足踏み 市民の力振り返る 4年ぶり公演、出演者募集

2022年4月30日 07時32分

前回2018年9月の公演風景=いちかわ市民ミュージカル実行委提供

 「大人から子どもまで、誰もが楽しめるミュージカルを」と、市川市で2年に一度上演してきた「いちかわ市民ミュージカル実行委員会」が、9月の公演に向け出演者約150人らを募集している。コロナ禍のため、10回目となる公演は4年ぶり。今回の公演では、市川交響楽団や市民マラソンなどを生んだエピソードをひもときながら、コロナ禍で足踏みした「市民パワー」を再認識する舞台となる。(保母哲)
 有志でつくる実行委は「3世代市民の芸術文化創造と交流を通したまちづくり」を掲げ、2002年8月以来、隔年で公演を続けてきた。前回18年は市川市出身の写真家を描いた「michio!〜星野道夫物語〜」を上演。20年秋はコロナ禍で、21年は会場予定の市文化会館が改修工事のため延期になっていた。
 今回の「NEXT!〜いちかわ黄金伝説〜」では、コロナ禍で市民活動も大きな影響を受けたことから、敗戦直後の混乱期に誕生した市川交響楽団、1人の高校生の走りから市民の走りへと広がった市川市民元旦マラソンの歩みなどを織り込む。
 台本・演出を担当する吉原広さん(72)=市川市在住=は、コロナ禍での市民活動の難しさなどを引き合いに「市川で盛んな市民活動をもう一度見直す機会にしたい」と話す。1人の市民の夢や希望がうねりを生み、広がっていった歴史を振り返りながら「黄金伝説」としてスポットを当てる。
 舞台出演者として募集する約150人に年齢などの制限はなく、市川市民でなくても可。参加費は一般2万5000円、年長児から大学生1万5000円(家族出演で割引あり)。舞台・大小道具衣装制作のスタッフや稽古場サポート、託児スタッフも募集している。
 第10回記念公演は9月24日、市川市文化会館大ホールで行う。5月14日に市内で稽古の「キックオフ」を行い、出演者らの募集は同31日まで。6月末までの稽古は、原則毎週日曜午後の予定。8月には「ミュージカルキャンプ」(合宿)も行う。
 詳細はホームページに掲載しており、問い合わせは事務局のNPO法人いちかわ市民文化ネットワーク(略称・いちぶんネット)=電047(369)7522=へ。

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