広報ふじ 組み写真の部で全国4位 厳選の21枚 田子の浦しらすを特集

2022年4月30日 08時04分

入選三席に選ばれた広報紙を持つ小鈴木海斗さん=富士市役所で

 富士市特産の「田子の浦しらす」を特集した市の広報紙「広報ふじ」が、全国広報コンクールの広報写真組み写真の部で四位に当たる入選三席に選ばれた。担当職員は漁船にも同乗し、水揚げや競り、釜ゆでなど約八千枚の写真を撮影。二十一枚を厳選し、メリハリを付けた配置で消費者に届くまでの過程を紹介した。
 選ばれたのは昨年六月五日号。国が優れた農林水産物を地域ブランドとして扱う「地理的表示(GI)保護制度」に、生しらすだけでなく釜揚げしらすが追加登録されたのを受け、見開きで特集した。
 目を引くのは、見開きの横幅いっぱいに大きく扱った漁船群の写真。裾野が広がった富士山を背景に、漁船の集団が出漁していく富士市ならではの風景を船上から活写した。ほかにも、魚体を傷つけにくい一艘曳(そうび)きと呼ばれる水揚げの様子や、釜ゆでされて「し」の形に見える釜揚げしらすなどの写真をちりばめた。
 市シティプロモーション課の小鈴木海斗さんは撮影のため、しらす漁船に初めて乗船。しらすを移したザルに大量の氷を入れ、素手でかき混ぜる「氷締め」を船上で行う姿に、鮮度へのこだわりを感じたという。消費者には見えない漁師の苦労を知ってほしいとの思いから、氷締めの写真も組み写真に加えた。
 コンクールは日本広報協会(東京)が主催。同部には全国の地方自治体が昨年に発行した広報紙三十一点が出品された。市がこの部で入賞するのは初めて。昨年六月五日号は市ホームページで閲覧でき、希望者には市役所で配る。
 市は昨年のコンクールでも、コロナ禍で発生したデマ情報に端を発するトイレットペーパーの買い占め騒動を特集した号が、広報紙・市の部で二位に当たる入選一席に選ばれている。(佐野周平)

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