RCEP妥結へ協力 確認 日中韓貿易相 3年ぶり会談

2019年12月23日 02時00分

22日、北京の釣魚台迎賓館で、記者会見後に握手する韓国の成允模・産業通商資源相(左)と梶山経産相。中央は中国の鍾山商務相=共同

 【北京=坪井千隼】梶山弘志経済産業相と中国の鍾山(しょうさん)商務相、韓国の成允模(ソンユンモ)産業通商資源相による日中韓経済貿易相会合が二十二日、北京で開かれた。会談後の共同会見で、自由貿易協定(FTA)の交渉促進や、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の早期締結に向けた協力確認などを盛り込んだ共同声明が発表された。
 日中韓経済貿易相会合の開催は三年ぶり。二十四日に成都で予定されている日中韓首脳会談に向けて、三カ国の経済面での協力姿勢を再確認した形だ。
 RCEPはインドが離脱を示唆しているが、会合ではインドを含めた十六カ国で来年中の妥結を目指すことを確認。
 梶山氏は「東アジアでの経済面の最重要課題はRCEPの妥結だ」と述べ、インドを枠組みにとどめる形で妥結を急ぐ重要性を強調した。
 鍾氏は「世界経済の下振れリスクがある中、三カ国は協力を強化して貿易、投資環境の向上を図り、世界経済の発展に貢献すべきだ」と述べた。
 会談では、エネルギー政策や高齢化社会への対応、電子商取引の分野などの協力についても協議した。
 三カ国会談に先立って日中の会談も行われ、来春の習近平(しゅうきんぺい)国家主席の国賓訪日に向けた経済協力方針などを話し合った。
 梶山氏は会談後、記者団の取材に応じ、三カ国会談後に成氏と「数分間立ち話をした」と明らかにした。内容については「差し控える」とした。

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