「子どもの法律つくる時は子どもの意見聞いて」 こども家庭庁を話し合う国会に小中学生が注文

2022年5月5日 06時00分

子どもの声を届ける活動をしている認定NPO法人「フリー・ザ・チルドレン・ジャパン」の小中学生(撮影のためマスクを外してます)=東京都世田谷区で

 いじめや虐待ぎゃくたいなど、どもにかんする問題もんだい解決かいけつしようと、くにはまとめやくとなる新しい役所やくしょ「こども家庭庁かていちょう」を来年らいねん4月につくる計画けいかくて、国会こっかいはないがはじまりました。5日は「こどもの日」。「こんなこまりごとがある」「大人にこうしてほしい」。子どもに関する国のみについて国会議員こっかいぎいん意見いけんわした小中学生しょうちゅうがくせいのうち4人に、いま気持きもちや期待きたいすることを聞きました。
 4人は、認定にんていNPO法人ほうじん「フリー・ザ・チルドレン・ジャパン」(東京都とうきょうと世田谷区せたがやく)のメンバー。カナダの少年しょうねんが始めた団体だんたいで、きびしい状況じょうきょうにある世界せかいの子どもをたすけるため、子どもたちが活動かつどうしています。
 杉並区すぎなみくの中学1年生、波田野はたのゆうさん(12)は、小学1年のときにいじめをけました。おやには言えなかったけど、相談先そうだんさきかれたチラシをて、カウンセラーにはなすと気持ちがらくになり、友達ともだちとの関係かんけいもよくなったそうです。「『だれかがまもってくれる』という情報じょうほうを子どもの身近みぢかとどけることは大切たいせつ」とかんがえます。
 世田谷区の小学6年生、木田きだ陽花はるかさん(11)は、戦車せんしゃやミサイルでれた家をわれるウクライナの子どもたちが心配しんぱいです。日本でも、勉強べんきょうができないからと親にたたかれるという子のはなしを聞きました。大人おとなに子どものことをもっと考えてほしいと思い、「大人もまなんで」とうったえます。
 武蔵野市むさしのしの小学6年生、出野いでの誠悟せいごさん(11)は4年の時、世界が2030年までに達成たっせい目指めざす「SDGs」の16番目ばんめ目標もくひょう平和へいわ公正こうせいをすべての人に」を調しらべるうち「子どもの権利けんり条約じょうやく」をりました。そこに「子どもは自由じゆう意見いけん表明ひょうめいでき、大人はみみかたむける」とありました。野球やきゅうができる公園こうえんが少ないとかんじていて「公園をつくる話し合いに子どもが参加さんかしたら、たのしい公園がえるとおもう」といます。
 岐阜県ぎふけんの中学2年生、山口やまぐち清崇きよたかさん(13)は「子どもの法律ほうりつをつくるときに子どもの意見をたくさん聞いて、かしてほしい」と注文ちゅうもんします。(奥野斐おくのあや

◆子どもにとって大切なこと話し合う「歴史的子ども国会」

 わたしたちのらしのルールをはな/って決めるくに議会ぎかいは「国会こっかい」とばれます。おおまかにいうと小学校の児童会じどうかい、中学校の生徒会せいとかいみたいなものです。18さい以上いじょう大人おとなになると、国会議員こっかいぎいん投票とうひょうえらべます。
 この国会でいまどもたちにかんする大切たいせつなことが話し合われています。一つが「こども家庭庁かていちょう」のこと。もう一つが、子どもたちの意見いけんれるルール(法律ほうりつ)づくりです。
 国会にはかんがかたちがう国会議員のグループ「政党せいとう」があります。それらが三つのルールのあんを出しています。どの案も、世界中せかいじゅうの国でつくる国連こくれんという組織そしきが30年以上いじょう前にめた「子どもの権利けんり条約じょうやく」を参考さんこうにしています。
 日本大学にほんだいがく末冨芳すえとみかおり先生せんせいは「いくつかの政党の議員が、子どもの人権を大切にするというおな立場たちばから真剣しんけんかんがえています。歴史的れきしてきな『子ども国会』です」と話しています。
 大人にならなければ国会議員を選んだり、自分じぶんが国会議員になることはできません。でも、今の国会は子どもたちが主役しゅやくといえます。(柚木ゆのきまり)

関連キーワード


おすすめ情報