J&J製は「ほかのワクチンを接種できない人」に制限と米当局 接種後まれに血栓症<新型コロナ>

2022年5月6日 19時26分
 【ワシントン=吉田通夫】米食品医薬品局(FDA)は5日、米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製の新型コロナウイルスワクチンの使用を制限すると発表した。血栓症を引き起こすリスクがあるため。基本的に、ほかのワクチンを接種するよう呼び掛けている。
 米国では18歳以上への使用が認められているが、今後はファイザー製やモデルナ製のワクチンを接種してアレルギー反応を示した人など、ほかのワクチンを接種できない人に限る。
 FDAによると、J&Jのワクチンを接種後1~2週間で、まれに血栓症を引き起こす。確率は100万回の接種につき3.23件で、死亡するリスクは0.48件という。昨年4月に血栓症のリスクが報告され、FDAなどが状況を分析していた。
 J&Jのワクチンは1回接種型とされ、当初は普及が期待されたが、血栓症のリスクなどから広がっていない。米メディアによると、米国民が接種した回数は1870万回にとどまり、ファイザーの3億4060万回やモデルナの2億1750万回と比べて大きく出遅れている。

関連キーワード


おすすめ情報

国際の新着

記事一覧