沼津市、申請書性別欄を廃止・変更 LGBTに配慮

2022年5月8日 16時39分
 沼津市は四月から、性別の記載が必要だった各種申請書のうち、百三十四件について記載欄を廃止した。政策推進の観点や保険健康関係などで性別把握が必要な五十五件については自由記載にしたり、従来の「男」「女」に「その他」を加えたりした。性的少数者(LGBT)の精神的苦痛を軽減するため。
 市は昨年度に始まった「第五次男女共同参画基本計画」の方針の一つに「多様な性のあり方の尊重」を掲げる。その一環として昨夏ごろから、申請書の調査と見直しを始めた。市によると、市が扱う国と県、市への申請書のうち四百二十一件に性別欄があった。
 市の権限で変更可能な二百七十九件を見直し対象として、こども医療費受給者証や市営住宅同居承認申請書などから性別欄をなくした。一時預かり保育の申込書などは、選択肢に「その他」を加えるなど変更を行った。廃止と変更は計百八十九件で、見直し対象の約70%の申請書で配慮をした。
 市が実施する健康診断など、性別情報が必要な九十件は性別欄を残した。市によると、県内では伊東や浜松、磐田、島田の各市なども同様の取り組みをしている。(渡辺陽太郎)

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