ドイツ首相「プーチンはこの戦争に勝てない」 第2次大戦終結の演説で欧州各国の首脳が反ロシアを強調

2022年5月9日 10時39分
ドイツ・ベルリンで、テレビ演説するショルツ首相(AP)

ドイツ・ベルリンで、テレビ演説するショルツ首相(AP)

 【パリ=谷悠己、ロンドン=加藤美喜】ナチス・ドイツの連合軍への降伏により欧州で第2次世界大戦が終結した8日、各国首脳らが演説や声明でロシアの軍事侵攻が続くウクライナへの連帯を示した。プーチン大統領の言動が注目される旧ソ連による対独戦勝記念日の9日を前に、反ロ姿勢を鮮明にした。
 ドイツのショルツ首相はテレビ演説で、ナチス打倒のために旧ソ連軍として共に戦ったウクライナを攻撃するロシアを非難し、「プーチンはこの戦争に勝てない」と指摘。ドイツが戦後初めて交戦中の国家に行った武器供与などを通じ、ウクライナへの支援を続ける方針を示した。
 英国のジョンソン首相は「ロシアの違法なウクライナ侵攻で亡くなった人々に思いをはせる」とのメッセージ動画をツイッターに投稿。「過去の紛争で戦った人々への敬意と感謝はウクライナを支援する決意を強くさせる。欧州の平和と自由を確保するための犠牲を、われわれは忘れることはない」と述べた。
 フランスのマクロン大統領は8日に参加した仏軍の記念式典では演説しなかったが、7日の2期目就任演説で「ロシアの侵攻の悪化を防ぎ、欧州に新たな平和と自立を構築するために行動する」と宣言した。

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