ホンダ、二輪車生産4億台 アジア好調 国内は対照的

2019年12月20日 02時00分
 ホンダは19日、二輪車の生産台数が累計4億台に達したと発表した。国内は「バイク離れ」に歯止めがかからない一方、アジアをはじめとする新興国の需要は旺盛で、今後も成長が続くと見込む。主力市場の変化を反映して、1949年に「ドリーム D型」=写真、ホンダ提供=で量産を始めた当初、日本だけだった生産拠点は21カ国に広がっているという。
 4億台を達成したのは、量産開始から70年の今月初旬。1億台の突破には48年がかかったが、その後は2億台まで11年、3億台まで6年、4億台まで5年と、期間が短くなっている。
 背景にあるのは、アジアを中心とした新興国市場の伸びだ。ホンダは「需要のあるところで生産する」という方針で海外の拠点整備を進めており、2018年度はインド、インドネシア、ベトナムの3カ国での生産台数が全体の3分の2を占めた。アフリカ地域も有力な市場に発展するとみており、積極的に投資していく考えだ。
 対照的に日本国内はじり貧状態。日本自動車工業会によると、二輪車の年間販売台数は昨年、約37万台と過去最低を記録し、ピークだった1982年の約327万台から9割近く減った。ホンダの二輪事業本部長を務める安部典明常務執行役員は19日の事業説明会で「日本は創業の地であり、トップメーカーの自負を持って(市場を)刺激する。二輪に関心のない人にも働き掛けを強める」と語った。 (生島章弘)

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