佐野市が「ヤングケアラー」を支援 コーディネーター配置 県内初

2022年5月11日 07時27分

県内初のヤングケアラー対策コーディネーターの海老沼信行さん=佐野市で

 佐野市は、家族の世話や介護、看病をする子どもたち「ヤングケアラー」対策として栃木県内で初めてコーディネーター一人を配置した。国の補助金を活用し、事業費は三百九万円。
 金子裕市長は「子どもが子どもらしく生きられるようヤングケアラーとその家族の早期発見と適切な支援を行う」と話した。
 市は昨年度、市内中学二年生九百六人を対象にアンケートを実施。十四人が「ほぼ毎日世話をする人がいる」と回答したという。市家庭児童相談課の担当者は「把握できていない多くのヤングケアラーがいるはずだ」と話す。
 コーディネーターを務めるのは元小学校校長の海老沼信行さん(63)。四月から着任し、同課に所属する。海老沼さんは「子どもに寄り添いながら活動していく」と話している。
 学校に足を運んだり、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラーなどから情報を吸い上げて実態把握を進め、助言、提案や支援団体などとの橋渡しをする。電話での相談にも対応する。問い合わせ、相談は同課=電0283(20)3002=へ。(梅村武史)

関連キーワード


おすすめ情報