東京メトロ・丸ノ内線でまれな「乗務員トラブル」SNSでは「無理しないで」あふれる優しさ

2022年5月12日 18時04分
JR中央線御茶ノ水駅(右側)と東京メトロ丸ノ内線(2017年9月撮影)

JR中央線御茶ノ水駅(右側)と東京メトロ丸ノ内線(2017年9月撮影)

 東京メトロ丸ノ内線で12日朝、乗務員が体調不良を訴えて他の乗務員と交代する事態が発生し、ダイヤが乱れた。朝の通勤時間帯の出来事で、多くの乗客に影響し、ツイッター上では「乗務員トラブル」がトレンドになった。ただ、そこには遅延への怒りではなく、乗務員を気遣う優しい声があふれていた。
 東京メトロによると、12日午前7時40分、丸ノ内線の御茶ノ水駅に停車中の池袋行き列車の乗務員から「めまいがする」と総合指令所へ連絡があり、全線で一時運転を見合わせた。
 最寄りの事務所から、代わりの乗務員がタクシーで派遣されて交代し、同57分に運転を再開した。ホームページなどでは「乗務員トラブル」とし、アナウンスなどではさらに「乗務員の体調不良」と説明したという。
 ツイッター上では、列車遅れに遭遇した乗客らによるとみられる書き込みが相次いだ。「体調不良ならしゃーない」「誰しもあること」「無理せず休んでほしい」「乗客の安全を守った」など、乗務員を気遣う声が目立った。
 乗務員が体調不良を申し出たことについては「自己申告できるの偉い」「勇気がいっただろうな」と察する声もあった。
 さらに、こうした投稿に対して、「乗務員を思うツイートばかりで感動」「心配するツイートが多くて朝から優しい気持ちになる」と反応が相次ぎ、輪が広がった。
 東京メトロ広報部は「乗務員トラブルにより丸ノ内線で一時運転見合わせとなり、ご利用のお客様には大変ご迷惑をおかけいたしました」とした上で、ツイッターの反応について、「乗務員をお気遣いいただく声も多くいただいているようで大変ありがたい」と感謝した。
 「乗務員に対し、日ごろからの体調管理の重要性について説いてはおりますが、今回のように、まれに乗務員が乗務中に体調不良となり、多くのお客様ご迷惑をおかけしてしまうことがございます。何卒ご理解いただけますと幸いです」とコメントした。
 具合が悪くなった乗務員は休んで回復したという。

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