木更津のドーベルマン2匹、再び逃走か 千葉県動物愛護センター「おりの鍵や首輪 厳重注意を」

2022年5月13日 07時44分
ドーベルマン(資料写真)

ドーベルマン(資料写真)

 木更津市真里谷(まりやつ)の民家から所在不明となったドーベルマン二匹について、木更津署は前日に引き続き十二日も、二十人態勢で捜索した。二匹は四月に飼い主の家から脱走し、七時間の捜索の上に確保されていた。県内ではほかにも大型犬の逃走事案が相次ぎ、脱走犬が人をかんでけがをさせた例がある。県動物愛護センターは「大型犬はおりやロープで厳重につなぎとめて」と呼び掛けている。(加藤豊大、山本哲正)
 二匹の所在不明発覚から一夜明けた十二日朝、同市真里谷周辺の通学路では、小学校の教員らが子どもらを見守った。署によると、二匹は体長七〇センチ、体重三五キロの雌の成犬と、生後五カ月の雄の子犬。最後に姿が確認されたのは八日午後一時半ごろで、飼い主の家の庭のおりの中にいた。署は二匹が再び逃げ出した可能性があるとみている。
 一方、県君津保健所によると、飼い主には四月の逃走後に指導し、おりの出入り口を針金で固めていたと説明。担当者は「犬が逃げられる環境にはなかったはずだ」と首をかしげる。
 ペットとしての犬の管理を巡っては、県動物愛護管理条例が「犬の係留義務」を定める。囲いの中で飼うか、ロープなどでつないで飼わなければならないとし、違反者は三十万円以下の罰金が科せられる。
 二〇一五年四月の施行後、同条例違反の摘発例はすでにある。同年九月に松戸市で、首輪の強度が弱かったため外に逃げ出した紀州犬が通行人をかみ、二人がけが。二〇年七月には銚子市でアメリカン・ピット・ブル・テリアが民家から逃走し、近隣女性をかんで重傷を負わせた。いずれも同条例違反と過失傷害などの疑いで書類送検された。
 県内では昨年十月以降の過去半年余りでも、大型犬の逃走、徘徊(はいかい)事案は頻発。県警が配信する防犯メールによると、今回のドーベルマン以外に市川や四街道、富里などで少なくとも七件発生。犬種はドーベルマンのほか、セントバーナードやシェパードなどで、ほとんどはメール配信の当日か翌日に確保された。
 県動物愛護センターの担当者は「大型犬は室内で飼うのが理想。屋外の場合もおりの鍵や首輪が外れないか逐一チェックを怠らないで」と指摘。散歩の際、首輪からすり抜けたり、子どもがリードを手放してしまったりするケースもあると言い、「大型犬は力が強く、人をかむと最悪命に関わる。飼い主はしっかり自覚と注意を」と呼び掛けた。

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