「第二盛り土」応急対策合意 現土地所有者が月内に

2022年5月13日 08時06分
 熱海市伊豆山で発生した土石流災害で、被害を拡大させたとされる盛り土の南側にあり、同様に土砂が投棄されている「第二盛り土」について、静岡県は十一日、土地を所有する東京の不動産会社元代表が、梅雨前までに応急的な安全対策をすることで合意したと発表した。
 県によると、崩落時に下流への土砂の流出を防ぐため、沈砂池や大型土のうを設置するなどする。工事期間は今月末まで。撤去など根本的な安全対策は今後、決める。
 第二盛り土は崩落した盛り土の二百メートル南にあり、約一万立方メートルの土砂があるとされる。県は「即座に住宅街に大きな被害を与える可能性は低いが、土砂の撤去が必要」との認識を示しており、応急措置として水の流入を防ぐため表面にブルーシートをかけ、県と市がパトロールを続けていた。同時に梅雨前に応急対策をするよう所有者と協議していた。
 第二盛り土がある一帯は、二〇一一年二月に東京の不動産会社元代表が神奈川県小田原市の不動産管理会社から取得した。住民から崩落を不安視する声が上がっていた。この不動産会社元代表は土石流災害の盛り土の現所有者。盛り土には現在も約二万立方メートルの土砂が残っているとみられ、以前の所有者が熱海市から安全対策を講じるよう指導を受けている。(塚田真裕)

関連キーワード


おすすめ情報

静岡の新着

記事一覧