バイデン米大統領、ASEAN各国の気候変動対策などに192億円の支援発表 中国に対抗

2022年5月13日 09時45分
バイデン米大統領(AP)

バイデン米大統領(AP)

 【ワシントン=吉田通夫】バイデン米大統領は12日、ワシントンで東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国と特別首脳会議を開き、各国の気候変動対策などに総額約1億5000万ドル(192億円)を支援すると発表した。このうち各国の沿岸警備支援に6000万ドルを振り向ける。周辺海域で軍事的な存在感を強める中国に対抗する思惑がある。
 会議は13日まで。米国での開催はオバマ政権時の2016年以来となる。国軍が実権を握るミャンマーは招待しなかった。
 沿岸警備支援では、違法漁業対策に加え、安全保障で協力するため、地域に米沿岸警備隊員や警備船などを配置。有事に備えた訓練も実施する。中国は4月に南太平洋の島しょ国、ソロモン諸島と安全保障協定を締結するなど、周辺海域での軍事圧力強化に懸念が高まっている。
 また気候変動に配慮したインフラ支援に4000万ドルを投じるほか、疾病対策や教育でも協力関係を深める。

おすすめ情報

気候変動/1.5度の約束の新着

記事一覧