鈴木財務相「日銀は政府の子会社には当たらない」 安倍元首相の発言を否定

2022年5月13日 21時06分
日本銀行

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 日銀を「政府の子会社だ」とした安倍晋三元首相の発言を巡り、鈴木俊一財務相は13日の閣議後の記者会見で「会社法で言うところの子会社には当たらない」と話し、元首相の見解を明確に否定した。日銀の黒田東彦総裁も13日のオンライン講演で「日銀は政府が経営を支配している法人ではないと考えている」と述べた。(原田晋也)
 日銀は政府が55%出資する認可法人。鈴木氏は、政府が日銀への議決権を持たないことや、日銀に業務の自主性が法律で認められているため、「日銀は政府が経営を支配している法人とは言えない」と指摘した。
 日銀が大量の国債を買い入れていることで、政府の財政規律を失わせているという、エコノミストらの指摘についても、鈴木氏は「日銀は金融政策の一環として買い入れている」と説明。「今後も永続的に日銀が国債を買い入れるとの前提に立った財政運営を行うことは適切とは考えていない」とした上で、「市場からそのような疑いを持たれ信認を失うような事態を招くことがないようにしていく必要がある」との見解を示した。
 日銀について安倍氏は9日、大分市の会合で「1000兆円ある(政府の)借金の半分は日銀が買っている。日銀は政府の子会社だ。60年の(返済)満期が来たら借り換えても構わない。何回だって借り換えていい」と発言していた。

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