新入社員が遭いやすいトラブルとは? ハラスメントは記録に残して<教えてQ&A>

2022年5月15日 05時50分
 今年の新入社員も社会人生活を始め1カ月余りが過ぎました。東京商工会議所研修センターの調査によると新社会人も「社内の人間関係」を筆頭にさまざまな不安を抱えていることが分かります。日本労働弁護団(千代田区)の嶋崎しまさきちから弁護士に、新入社員が遭いやすいトラブルや対処法を聞きました。(畑間香織)
 Q新入社員から多い相談はどのようなものですか。
 A 労働条件が入社前に聞いた話と違うというものです。給与や労働時間、配属先などが違っていたという声は多いです。仕事の指導と称したパワハラやセクハラの被害も聞きます。また、コロナ禍にテレワークをする企業が増えたことで、指導が無く誰に聞いたら良いか分からないといった相談も受けます。
 Q問題に直面したらどうすればよいでしょう。
 A 労働組合に入るのがひとつの選択肢です。状況を伝え、組合に動いてもらうよう働きかけることです。個人の訴えに会社が応じる義務はないですが、組合とは交渉義務があります。職場に組合がなければ、一人から加入できるユニオンも全国にあります。労働弁護団も無料の電話相談を開設しています。

日本労働弁護団常任幹事の嶋崎量弁護士

 Qほかにできることはありますか。
 A 記録を残すことです。ハラスメントのようなことをされたり、言われたりしたら、自分用のメモを残すことをお勧めします。また、休み明けは心身の不調が起きやすいです。専門外ですが、眠れないなどの異変を感じたら、意識的に早めに医療機関にかかってほしいと思います。

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