重力波観測へ「かぐら」が始動 東大など、アジアで初

2020年2月26日 16時00分

重力波望遠鏡「かぐら」が観測を始めたことを喜ぶ関係者=25日(東京大宇宙線研究所提供)

 東京大宇宙線研究所などは二十五日、宇宙から飛来する重力波をとらえる大型望遠鏡「かぐら」(岐阜県飛騨市)が観測を開始したと発表した。重力波望遠鏡は既に米国と欧州で稼働しており、アジアで観測を始めるのはかぐらが初めて。
 宇宙線研究所長の梶田隆章・東大教授は「チーム一丸となった準備をしてきたが、ようやく観測を始めることができた。これまでの支援に感謝したい。感度はまだまだで、感度向上の努力を続けていきたい」とのコメントを発表した。
 重力波は、物体が動いたときに生じる時空のゆがみが、さざ波のように伝わる現象。極めて微弱だが、ブラックホールの合体など、非常に重い天体の動きなどは観測が可能。海外にある複数の重力波望遠鏡や、従来型の光の望遠鏡などと協力すれば、宇宙の仕組みに迫ることができると期待されている。

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