コロナ禍…飲食店と支援連携 お弁当を子ども食堂へ届けます さいたまの広告業・荒巻さん 食品買い取り無償提供

2022年5月14日 07時08分

飲食店と子ども食堂の連携を始める荒巻さん(右)と本間さん=さいたま市緑区で

 コロナ禍で経営に苦しむ飲食店を応援しようと、さいたま市桜区の広告業荒巻智章さん(40)は、店から弁当を買い取って子ども食堂に無償で提供する取り組みを始める。14日に同市緑区で第1回があり、荒巻さんは「手探りだが、人の役に立ち、さいたま市の飲食業の盛り上がりにもつながる道をみつけたい」と話す。(浅野有紀)
 食べ歩きが趣味で、訪れた店の情報を交流サイト(SNS)のインスタグラムに掲載すると多くの反響があるという荒巻さん。にぎわいにつながればと、一年ほど前から「浦和くいだおれ『食レポMAP』」というアカウントをつくり、掲載店は七百店ほどになる。
 一方で、おいしかったイタリアンの店がコロナ禍で閉店して別の店に変わるなど、飲食店が苦境に立たされるのを目の当たりにした。自身も焼き肉店店長の経験があり、人ごととは思えなかった。
 飲食の需要を探しているうちにたどり着いたのが、子ども食堂。コロナ禍で対面の食事が難しくなり、弁当や食品を配布する団体が増えている。当初、荒巻さんは「何をしているところか知らなかった」というが、「思い立ったら行動」が信条。さいたま市子ども食堂ネットワーク代表の本間香さん(61)に連絡した。
 やりとりするうち、子ども食堂についても「役に立てれば」と思ったという荒巻さん。本間さんは、以前にも一部の飲食店から弁当の提供を受け、子どもたちに配ったことがあり、荒巻さんの申し出を歓迎。今回の企画につながった。
 十四日の配布は午後三時から。同市緑区原山の「古民家カフェ藍」で、本間さんが運営する「さいたま子ども食堂」が実施する。弁当は浦和区の「すし乃(の)もと」に打診したところ、二つ返事で稲荷弁当を一つ五百五十円で五十食提供してくれることになった。
 当面は荒巻さんの会社で弁当代を負担して続けるつもりだが、ゆくゆくは「飲食店と子ども食堂が直接つながり、継続できる方法を見つけたい」と話す。
 弁当提供などの問い合わせは本間さん=電090(5405)0541=へ。

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