「プーチンに出口与える必要はない」ゼレンスキー大統領がマクロン大統領をけん制

2022年5月14日 21時40分
ゼレンスキー大統領(AP)

ゼレンスキー大統領(AP)

 【パリ=谷悠己】ロシアが軍事侵攻したウクライナのゼレンスキー大統領は12日、フランスのマクロン大統領がロシアとウクライナの仲介役を果たそうとしていることについて、「無駄に終わっている」などと否定的な見解を示した。「両首脳間に緊張が高まっている」(AFP通信)などと欧州メディアの注目を集めている。
 ゼレンスキー氏は12日にイタリアのテレビ番組にオンライン出演し、マクロン氏が「外交的な譲歩をする可能性がある」と述べ、停戦条件としてウクライナの領土を犠牲にすることをけん制した。さらに「プーチンに(停戦への)出口を与える必要はない」とも訴えた。
 これを受けて、仏大統領府は13日、「マクロン氏が、ウクライナの許可なくプーチン大統領と協議をしたことや、ウクライナに譲歩を求めたことは一度もない」と反論した。マクロン氏はウクライナ支援で結束を強める欧州連合(EU)の中心的存在。ゼレンスキー氏との応酬は、対ロシアでの足並みの乱れともとられかねず、欧州メディアに驚きが広がった。

おすすめ情報

ウクライナ危機の新着

記事一覧