ウクライナ避難民へ支援御朱印 志納金で物資を送る 県西の曹洞宗寺院18カ所で授与

2022年5月15日 07時08分

集められた各寺の御朱印を見る生沼住職(左)とアンドリューさん夫妻=富岡市で

 ロシアのウクライナ侵攻で隣国ポーランドへ逃れた市民らを支援するため、群馬県西部の富岡市や安中市などの曹洞宗寺院十八カ所で、特別に作った期間限定の「ウクライナ難民支援御朱印」を授与している。集まった志納金で現地の避難民へ支援物資を送る取り組みで、当面は六月末まで続ける。(樋口聡)
 長学寺(富岡市上高尾)の生沼善裕住職(45)が提案し、同市や安中市、高崎市、甘楽町や下仁田町の寺院も参加することになった。
 生沼住職が長学寺の近くで貸衣装店を営むポーランド人のアンドリュー・クザイさん(38)、高野陽子さん(47)さん夫妻と親交があり、夫妻が現地と連絡を取り合って支援品を発注し、避難者に送る。
 御朱印は、ウクライナ国旗の青と黄色のグラデーションを基調に、ウクライナ語と日本語で「ウクライナに平和を」のメッセージが入る。災いを消し去るというお経の一部などが描かれ、十八の寺の御朱印を全て集めると、お経の全文が完成する。
 生沼住職は「被害に遭っているウクライナ市民に何かできることはないか考えていた。少しでも支援品が役に立てば」と支援に期待を寄せる。
 アンドリューさん夫妻も「避難者は子どもと女性で多くの人が現地で働くのは難しいが、ウクライナとポーランド両国の市民は心が通じ合い協力している。困っている人々に日本からの気持ちを届けたい」と話す。
 同御朱印は各寺とも一枚三百円。授与寺院は【富岡市】永隣寺、海源寺、光厳寺、長学寺、陽雲寺【安中市】久昌寺、桂昌寺、慈雲寺、松岸寺、宗泉寺、長源寺、補陀寺、龍昌寺【高崎市】常安寺【甘楽町】向陽寺、天徳寺、福厳寺【下仁田町】長楽寺

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